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取壊し予定建物の賃貸借

借地借家法 
​重要度
 ★★
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『 正面の自撮りで虜にする予定 』
書面 事由 取壊しの 取壊し予定建物の賃貸借
画像
Luis Wilker Perelo WilkerNetによるPixabayからの画像
【短縮バージョン】
『 虜にするのに書面は必須 』
 取壊し予定建物の賃貸借 書面が必要
画像
Freepik - jp.freepik.com によって作成された background 写真
取壊し予定建物の賃貸借
「建物を取り壊すべき事由」を記載した
書面により契約しなければなりません。



取壊すまでの建物を有効利用
 取壊し予定建物の賃貸借とはその名前のとおり、取壊す予定の建物を取り壊すまでの間だけ貸し借りする契約です。

 家主としては建物が取り壊されるまでの中途半端な期間に賃貸することで賃料を得ることができます。

 そして、取壊しの時には確実に契約が終了し、退去してもらえます。

 他方、借りる側から見ると中途半端な期間しか借りることができない不便な契約となります。

 ですが、それだけに賃料は安くなり、その期間だけ借りたい人にとっては最適な選択肢になります。


建物が取壊されるのが明らかな理由が必要
 この取壊し予定は何の理由もなく家主が「この建物3年後に取り壊すから。」とか言ってもダメです。

 家主と地主の間の定期借地契約が満了するとか、都市計画事業で道路が通るからといった、契約や法令の裏付けが必要です。

 でないと、単に法定更新が嫌な大家が本当は取り壊す気も無いのに取壊し予定建物の賃貸借の契約をする恐れがあるからです。


定期借家権があるのに意味なくない?
 定期借家権はその名のとおり、期間が定まってなければなりません。

 しかし、建物が実際に取り壊される時期は必ずしも決まっているわけではありません。

 都市計画事業の収用時期や土地区画整理事業の仮換地の時期は予算や利害関係の対立で計画通りには進みません。

 定期借地契約にしても、地主と家主が合意すれば再契約も可能です。

 つまり、建物が取り壊されるまでの期間は定期ではないので建物を取壊しまでムダなく利用するには取壊し予定建物の賃貸借が必要ということになります。