共有物を分割する方法の優先順位
民法(物権法) 重要度 ★★
|
『 現金価格 』
現物分割 代金分割 価格賠償
現物分割 代金分割 価格賠償
共有物を分割する方法の優先順位
裁判で共有物を分割する場合、その分割方法は優先順位が決まっています。 現物分割 共有物を物理的に分割します。 優先的 現物分割できるのであれば現物分割適用 代金分割 競売に掛けて売却代金を分割します。 補充的 現物分割ができない場合に仕方なく適用 価格賠償 共有者の一人が全部取得し、他の共有者にはお金を払います。 特別な事情(共有者に取得希望者がある等)がある場合に適用 現物分割は非常に分かりやすいのですが、物によっては使えません。土地であれば分筆できますが、自動車をバーナーで切断して現物分割するとクズ鉄になってしまいます。 この場合には、自動車を売却してお金を山分けするのが現実的です。そして、もし共有者の一人がその自動車をいつも使っているのであれば、その人が自動車をもらって、他の共有者にお金を払うのが合理的です。 |
|