保証の性質
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『 保証 = リカバリーディスク 』
※ごろあわせではありません。
※ごろあわせではありません。
Dirk SchulzによるPixabayからの画像
保証の性質
・付従性 (主たる債務が存在してはじめて存在) ・随伴性 (主たる債務が移転すると伴って移転) ・補充性 (主たる債務が履行されない場合に弁済) 主たる債務がクラッシュした場合の保険 PCがクラッシュしても、リカバリーディスクがあればソフトウェアを元通りにできます。 主たる債務者(入居者)がリストラされて家賃を滞納しても、保証人から賃料を支払ってもらえれば大家さんは損失をリカバリーできます。 「付従性」 リカバリーディスクだけでは意味なし 「付従性」とは保証債務が主たる債務が存在しなければ単体では存在できないという性質です。 「随伴性」 リカバリーディスクはPCとセットで売却 「随伴性」とは保証債務が主たる債務についていくという意味です。「随」は「随行する」、「伴」は「伴う」の意味です。 PCを譲ってしまったのにリカバリーディスクだけ持っていても仕方ありません。 保証債務もリカバリーディスクと同じようにPC(主たる債務)とセットで譲渡されます。 そして、PC(主たる債務)を譲ってもらった新しいユーザー(債権者)はPCがクラッシュ(債務不履行)した場合には、セットのリカバリーディスク(保証債務)で復旧(債権を回収)することになります。 「補充性」 努力してもダメならリカバリーディスク 保証債務は主たる債務者(入居者)がお金を払えなかった場合のバックアップというのが基本的な位置づけです。 従って、支払日に口座に家賃が振り込まれていなければ、まずは入居者に督促し、それでもダメなら保証人に肩代わりを求めることになります。 ただし、保証の上位互換にあたる連帯保証にはこの「補充性」はありません。 口座に入金がなければ、いきなり保証人に肩代わりを請求できます。 普通の保証がリカバリーディスクだとすると連帯保証はレイドシステムのサーバーで、ハードディスクが1台クラッシュしても、瞬時に他のハードディスク(連帯保証人)に切り替わります。 |
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